仕事があれなので気を抜くと流されて妙な疲れだけが蓄積され精神がまずいことになってきます。きちんとくたくたになってすっきりさせないと危ないんだよ!ということでエントリーして出てきたんです。

事前走行
特に理由もなくヒーローズにしてみましたが、R3が行われるモトビレは、行ったことがあるのに走ったことがありません。すでに流されはじめていたおれはぶっつけ本番でいいや気分になっていたわけですが、友達にとがめられひーひー言いながらもレースの前週に下見走行に行きました。これが行っててよかった!知らないコースってのは勝手がさっぱりわからんもんでして、午前中はどこ走ればいいのかさえもわからずひどいことになってました。午後には慣れてきたのか愉しくなってきて、ナイスに汗かいてぐっすり寝られたという。しかし、ちょっとコースを外れると泥池ばっかりでちょっとびびってます。

初レース
なんか天気が悪かったんですよ、前日夜まで降っててドロドロだろうな、と。気分もどんどん下がってた訳です。当日エントリーも考えてた友人も参加しないことになり、おれのバイクだけ積んで出発。当日の天気はいいんだけどマディーなモトビレを想うとブルーになってくる、そんなかんじでコースへ到着。あぁやっぱり!こんなとこ完走できるのか?このときすでにガチガチです、ブリーフィングの後のストレッチでもちーともほぐれてなかったし。とはいえ、周りを見渡すとそれなりにやる気がみなぎっている…ように見えました。やっぱ草でもレースなんだなー、と。おれはなにしに来てるんだ的な場違いな顔をしていたように思いますが、早々に練習走行の時間がやってきちゃう訳です。はっきり言って走ったかどうかも覚えてない、いや走ったらしいのだけど、バイク進ませるのに必死になってる間に終わってました。予選、これもあまり覚えてない、記憶にはないけど自分とバイクはかつてないほど泥を食ってました。この日は走行の合間に泥落としてたかんじでした。

コンディションが(おれには)あぶないかんじなので走行の合間にほかのクラスを参考にしたりなんかしていると、すーぐ時間が来てしまいます。そんな訳でヒート1、なんとなくスタート位置に行ったら真ん中辺り、バイクの位置がほかの皆さんより少し後ろという消極さ。で、スタート。普通に出遅れ黙って泥散弾を浴びる、開けるとすべる、開けないと泥に埋もれるという絶妙な1コーナーに入っていくといきなり団子状態、その先の2コーナー〜テーブルトップで多重転倒が起きてるようで、すでに泥沼にインしてる方もいて、緊張が高まったのかやっと脳内分泌開始。ままよと渋滞に入ってなんとかテーブルを登り切れたのですこし安堵。ぬるぬるぬるぬるしながら一週目を乗りきりました。2週目、同じところがやっぱり渋滞。テーブル上りでリヤ滑りして転ぶひとが多くラインが狭い上に、開けられないからか濃くてモーモーいってるし「モモモ…ブ」あーーーー!もうちょっとのところでエンストさせてしまう。どうにか倒さずに済んだもののヌル逆でエンジンかけて再スタートなんて無理。下まで戻ってキックするもプラグびしょびしょなかんじで火が入らない。前の方のひとたちに2ラップぐらいされたぐらい(?)でやっと始動できたものの、坂で転がってるひとと、後ろから抜いてくひとの合間に入っていけません。この間もあおってないとエンジンはかぶりだすし、なんだかエンデューロに来てるみたいで走ってもいないのにすげーおもしろくなってきてました。このままここでチェッカー振られたら残念すぎるけど仲間内ではおいしいかもな、などと思い始めたころにやっと脱出。少ないであろう残り周回がすごくもったない気がしながらフープス、よせばいいのにバックサイドでちょっと開けてしまい、ぬるぬるのフロントサイドに突っ込んでずフロントすべって転倒・・・

あとはもうよく覚えてません、友人に聞くとどうにかトップの半分よりは周回できたらしいです。ヒート2は午前中に比べればだいぶんコンディションもよくあまり荒れなかったので、実力通りの展開でじりじりとした埋没走行に終始、でもビリ争いじゃあなかったらしいのは予想と違っててうれしい誤算?ヒート1は荒れたし、棄権した方も多かったので、結果15台ぐらいの真ん中あたり。はじめてにしては上出来?

けっこうおもしろかった、この初レースは生涯忘れないんじゃないかなー